はじめてのセキュリティ診断会社の選び方|失敗しない7つのチェックリスト【中小企業向け】
- シースリーレーヴ編集者

- 4 日前
- 読了時間: 31分
「セキュリティ診断を一度やった方がいい」とは聞くものの、 いざ調べ始めると、診断会社が多すぎてこう思いませんか?
そもそも、何を診断すればいいのか分からない
脆弱性診断?ペネトレーションテスト?違いが難しい
見積もりが高額になりそうで不安
診断しても、レポートが難しくて結局放置しそう
どの会社に頼めば失敗しないのかが判断できない
特に中小企業の場合、専任のセキュリティ担当がいないことも多く、 「何から始めればいいか分からないまま、なんとなく先延ばしになっている」 というケースは珍しくありません。
しかし最近では、企業規模に関係なくサイバー攻撃のリスクは高まっており、 一度でも被害が出ると 業務停止・情報漏えい・信用失墜 につながる可能性があります。 だからこそ、最初の一歩でつまずかないために重要なのが、診断会社の選び方です。
この記事では、セキュリティ診断がはじめての中小企業向けに、 失敗しない診断会社選びの「7つのチェックリスト」をわかりやすく解説します。
「結局どこに頼めばいい?」という状態から抜け出して、 自社に合った診断を、無理なく・納得感を持って進められるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
・中小企業でも狙われる時代になっている
・診断の内容次第で“意味のある投資”にも“無駄な出費”にもなる
・脆弱性診断とペネトレーションテストの違い
・Web診断/ネットワーク診断/フィッシング訓練の違い
・中小企業が最初にやるべき診断はどれ?
① 自社に必要な診断範囲を提案してくれるか
② ツール任せではなく人の目で確認してくれるか
③ 診断結果が“対応すべき順番”まで分かるか
④ 改善方法まで相談できるか(診断だけで終わらないか)
⑤ 見積もりが明確で、追加費用が発生しにくいか
⑥ スケジュールが現実的で、短期間でも対応できるか
⑦ 中小企業の事情(情シス不在)を理解しているか
・レポートが難しくて社内で進まない
・指摘が多すぎて結局放置してしまう
・診断範囲が足りず“やり直し”になる
・診断したい対象(Webサイト/サーバー/社内ネットワーク)
・希望する時期と社内の対応担当
・取引先から求められている要件があるか
・必要な診断をまとめて、迷わず進められる
・ライト/スタンダード/プレミアムの選び方
・自社に合うプランが分からない場合はどうすればいい?
STEP1:無料相談(ヒアリング)
STEP2:対象・範囲の決定
STEP3:診断の実施
STEP4:結果報告と改善の進め方の案内
・費用はどれくらいかかりますか?
・どれくらいの期間で終わりますか?
・社内に詳しい人がいなくても大丈夫ですか?
・固定IPがなくても依頼できますか?
失敗しない会社選びの結論
1. はじめてのセキュリティ診断で「会社選び」が重要な理由

セキュリティ診断を検討し始めたとき、多くの方が最初につまずくのが 「どの会社に頼めばいいのか分からない」 という点です。
料金も内容もバラバラで、専門用語も多く、比較が難しい…。
その結果、
とりあえず安いところに頼んでしまう
逆に不安になって先延ばしになる
診断したのに、何をすればいいか分からず終わる
といったケースも少なくありません。
ですが、はじめてのセキュリティ診断ほど、実は “会社選び”が結果を左右します。 ここではその理由を2つに分けて解説します。
中小企業でも狙われる時代になっている
「うちは大企業じゃないし、狙われないはず」 そう思っていた企業が、突然被害に遭うケースは珍しくありません。
実際、攻撃する側からすると企業規模は関係なく、狙いやすいところを狙います。
中小企業が狙われやすい背景には、次のような理由があります。
専任のセキュリティ担当がいない
対策が後回しになりやすい
古いシステムや設定が残っていることがある
取引先の情報を扱っている(サプライチェーンの入口になる)
特に最近は、取引先から
「脆弱性診断は実施していますか?」 「セキュリティ体制を教えてください」
と確認されることも増えています。
つまり、セキュリティ診断は “事故を防ぐため”だけでなく、信頼を守るための備えとしても重要になっています。
だからこそ、初めての診断で変に遠回りせず、 自社に合った内容で、きちんと成果につながる診断を選ぶ必要があります。
診断の内容次第で“意味のある投資”にも“無駄な出費”にもなる
セキュリティ診断は、決して安い買い物ではありません。
だからこそ「やるなら失敗したくない」と感じるのは当然です。
ここで大事なのは、セキュリティ診断は “やったかどうか”よりも、“何が分かって次に何ができるか”が重要だということです。
たとえば、診断会社選びを間違えると、こんなことが起きがちです。
よくある「もったいない診断」のパターン
診断範囲がズレていて、本当に不安な部分が見えていない
指摘が多すぎて、結局どこから直せばいいか分からない
レポートが専門的すぎて、社内で理解・対応が進まない
“診断して終わり”で、改善の相談ができない
この状態だと、せっかく費用をかけても 「結局よく分からなかった」「対応できず放置した」 となり、無駄な出費になってしまいます。
一方で、会社選びがうまくいくと、診断はこう変わります。
意味のある投資になる診断の特徴
自社に必要な範囲を整理し、無理なく始められる
重要度や優先順位が明確で、次のアクションがすぐ決まる
社内のIT担当が詳しくなくても、理解できる説明がある
診断後も相談できて、改善まで進められる
つまり、はじめてのセキュリティ診断で大切なのは、 「診断をすること」ではなく、 診断結果を“社内で動ける状態”にしてもらえる会社を選ぶことです。
2. そもそもセキュリティ診断とは?初心者向けにやさしく解説

「セキュリティ診断をやりましょう」と言われても、 初めてだと、そもそも何をするものなのかイメージが湧きにくいですよね。
セキュリティ診断を一言でいうと、 攻撃される前に、弱点(穴)を見つけて対策するための点検です。
たとえば、会社の建物に例えるなら、
ドアの鍵が壊れていないか
窓が開けっぱなしになっていないか
裏口から誰でも入れないか
こういった 侵入されやすいポイントを事前にチェックする作業が、セキュリティ診断です。
ここからは、よく混乱しやすい用語や診断の種類を、順番に整理します。
脆弱性診断とペネトレーションテストの違い
まず、検索しているとよく出てくるのがこの2つです。
脆弱性診断
ペネトレーションテスト
名前が難しく感じますが、目的は似ています。 違いはざっくり言うと 「弱点を探す」か「侵入できるか試す」かです。
脆弱性診断とは?
脆弱性診断は、Webサイトやネットワークなどにある “攻撃に使われやすい弱点(脆弱性)”を洗い出す診断です。
「ここが危ない」「この設定だと攻撃される可能性がある」 という リスクの芽を見つけるイメージです。
ペネトレーションテストとは?
ペネトレーションテストは、脆弱性を探すだけでなく、 実際に侵入できてしまうかどうかを検証するテストです。
攻撃者目線で、
本当に侵入できるのか
侵入できた場合どこまで影響が出るのか
を確認するため、より実戦的です。
初めての中小企業なら、どちらを選ぶべき?
結論から言うと、最初は脆弱性診断から始めるケースが多いです。
理由はシンプルで、初回はまず
自社の弱点がどこにあるか
どれが優先的に危ないか
を把握するだけでも、十分に価値があるからです。
もちろん、状況によってはペネトレーションテストが向いていることもありますが、 「初めてで、まず何をすべきか分からない」段階なら、 脆弱性診断から小さく始めるのが現実的です。
Web診断/ネットワーク診断/フィッシング訓練の違い
セキュリティ診断にはいくつか種類があります。 ここを整理できると、「自社に必要な範囲」が見えやすくなります。
Web診断(Webアプリケーション診断)
Web診断は、会社の
コーポレートサイト
予約フォーム
お問い合わせフォーム
ログイン画面
管理画面
など、Web上で動いている仕組みの弱点をチェックする診断です。
「外部からアクセスできる=攻撃される入口になりやすい」ため、 Webサービスを持っている企業にとっては、優先度が高いことが多いです。
ネットワーク診断(プラットフォーム診断)
ネットワーク診断は、
サーバー
ネットワーク機器
外部公開しているIP
リモート接続環境
など、会社のインフラ側の弱点を確認する診断です。
「Webサイトは外注だから大丈夫」と思っていても、 ネットワーク側に穴があると、侵入されるリスクは残ります。
特に
VPNを使っている
社内サーバーを運用している
外部公開の機器がある
といった場合は、ネットワーク診断が有効です。
フィッシング訓練(標的型攻撃メール訓練)
フィッシング訓練は、技術面の診断とは少し違い、 社員が攻撃メールに引っかからないかをテストする取り組みです。
サイバー攻撃は、システムの穴だけでなく 「人のうっかり」から始まることも多いです。
怪しいメールを開いてしまう
添付ファイルをクリックしてしまう
パスワードを入力してしまう
こうした事故を防ぐために、 “訓練”として実施するのがフィッシング訓練です。
特に中小企業では「教育が追いつかない」「ルールが整っていない」ことも多いため、 費用対効果が高い対策になりやすいのが特徴です。
中小企業が最初にやるべき診断はどれ?
「種類が多くて、結局どれが必要なの?」 という疑問が一番多いポイントです。
結論としては、会社の状況によって最適解が変わります。 ただし、初めての中小企業が迷わないために、目安をまとめると以下です。
① Webサイト・フォームがあるなら「Web診断」から
当てはまる例:
お問い合わせフォームがある
会員登録やログインがある
予約・購入・申込などがWebで完結する
→ まずはWeb診断で入口を点検するのが安心です。
② 外部公開の機器・サーバーがあるなら「ネットワーク診断」
当てはまる例:
グローバルIPを使っている
VPNやリモートアクセスを使っている
社内にサーバーがある/クラウドを運用している
→ 侵入経路になりやすい部分を先に確認するのが効果的です。
③ 社員のメールリスクが心配なら「フィッシング訓練」
当てはまる例:
標的型メールが不安
社員数が増えて教育が追いつかない
“人”が原因の事故を防ぎたい
→ 事故を未然に防ぐ対策として取り入れやすいです。
迷ったら「最低限ここから」でOK
初めての診断は、最初から完璧を目指す必要はありません。 大切なのは、一度“現状を見える化”して、次の対策に進める状態にすることです。
そのためには、
Web(入口)
ネットワーク(基盤)
フィッシング(人)
の中から、自社に合うものを優先して小さく始めるのが成功しやすい進め方です。
社内にセキュリティ担当がいなくても大丈夫です。
「何をどこまで診断すべきか」から整理して、最適なプランをご提案します。
まずは無料でご相談ください。
3. 失敗しないセキュリティ診断会社選び「7つのチェックリスト」

はじめてセキュリティ診断を検討する中小企業にとって、いちばん難しいのは 「何を基準に会社を選べばいいのか分からない」 という点です。
診断会社のサイトを見ても、
何がどこまで含まれているのか
自社に必要な診断はどれなのか
見積もりの妥当性はどう判断するのか
が分かりづらく、結果的に「なんとなく」で選んでしまいがちです。
そこでここでは、初めてでも失敗しないために、会社選びで必ず確認したい7つのチェックリストをまとめました。 見積もりを取る前・相談する前に、ぜひこの7つを確認してみてください。
① 自社に必要な診断範囲を提案してくれるか
セキュリティ診断は「全部やれば安心」というものではありません。
むしろ最初は、必要な範囲から無理なく始めることが重要です。
しかし、診断会社によっては「メニューを並べるだけ」で、 どれが必要かを一緒に整理してくれないケースもあります。
たとえば、あなたの会社が抱える状況はどれに近いでしょうか?
Webサイトやフォームがある → Web診断が重要
VPNや外部公開サーバーがある → ネットワーク診断が重要
メールの事故が心配 → フィッシング訓練が重要
このように、必要な診断は企業によって違います。
良い診断会社ほど、最初の段階で
何がリスクになりやすいか
どこを優先すべきか
今回はどこまでやるべきか
を、専門用語を使わずに整理して提案してくれます。
逆に、最初から「全部入り」や「高額プラン」だけを押してくる場合は注意が必要です。
初回はまず、今の自社に必要な範囲だけが明確になれば十分価値があります。
② ツール任せではなく人の目で確認してくれるか
セキュリティ診断には、自動で弱点を洗い出すツールがあります。
ツールは便利ですが、ツールだけだと
誤検知(問題ないのに問題と出る)
見落とし(本当に危ないのに出ない)
重要度の判断ができない
といったことが起こり得ます。
はじめて診断をする企業が困りやすいのは、まさにここで 「指摘が多すぎて何が重要か分からない」 「結局どれを直せばいいの?」 という状態になりがちです。
だからこそ重要なのが、人の目で精査してくれるかどうかです。
チェックしたいポイントは以下です。
ツール結果をそのまま出すのではなく、内容を確認してくれるか
“攻撃者視点”でリスクを判断してくれるか
重要な指摘だけを分かりやすくまとめてくれるか
診断の価値は、指摘の数ではなく、本当に危ないポイントが分かることにあります。
③ 診断結果が“対応すべき順番”まで分かるか
初めてのセキュリティ診断でありがちなのが、 診断後にレポートを受け取ったものの、
指摘が多すぎて読む気がなくなる
優先順位が分からず止まる
直す担当が決まらず放置される
という状態です。
中小企業は特に、セキュリティ対応に使える時間や人員が限られています。
そのため、診断結果は「何から直せばいいか」が分かる形になっているか がとても重要です。
良い診断会社のレポートは、単に問題を列挙するのではなく、
緊急度(今すぐ対応が必要か)
影響範囲(どんな被害につながるか)
対応難易度(すぐ直せるか/工数がかかるか)
のように、次の行動に移れる情報が整理されています。
ここが弱いと、診断が「やっただけ」で終わり、 せっかくの費用が活かされません。
④ 改善方法まで相談できるか(診断だけで終わらないか)
セキュリティ診断は、診断して終わりではありません。 本当に大事なのは、見つかった課題をどう直すかです。
とはいえ、初めての企業にとっては、
指摘内容が難しい
どう直すのが正解か分からない
直すべき範囲が判断できない
という壁が必ず出てきます。
ここで頼れるのが、診断後に
修正方針の相談
対応方法のアドバイス
優先順位の再整理
など、改善まで伴走してくれる会社です。
「診断結果は出しますが、改修はそちらで頑張ってください」 というスタンスだと、特に中小企業では詰まりやすいです。
最初の診断ほど、改善まで相談できるかを重視するのがおすすめです。
⑤ 見積もりが明確で、追加費用が発生しにくいか
セキュリティ診断は、サービス内容が見えにくい分、 見積もりが不透明になりやすいジャンルでもあります。
たとえば、最初は安く見えても、
診断範囲を少し広げたら追加費用
報告会をしたら追加費用
再診断で追加費用
という形で、想定より費用が膨らむことがあります。
初めて依頼する場合は、特に以下を確認しておくと安心です。
料金に含まれる範囲が明確か
追加費用が発生する条件が明記されているか
どこまでが標準対応なのか(報告・相談・再チェック等)
中小企業にとっては、「予算内でできることが明確」=安心して稟議が通しやすいという意味でも重要です。
⑥ スケジュールが現実的で、短期間でも対応できるか
「できれば早めに診断したい」 これは初めての診断で非常によくある要望です。
取引先から急に求められた
リリース前に間に合わせたい
社内で今期中に対応したい
など、期限があるケースも多いですよね。
このときに重要なのが、診断会社が
いつ実施できるのか
どれくらいの日数がかかるのか
どのタイミングで社内対応が必要か
を、現実的なスケジュールで提示してくれるかです。
逆に、スケジュールの説明が曖昧だと
社内の調整ができない
担当者が動けない
結果的に後ろ倒しになる
といった問題が起こりやすくなります。
初回は特に、短期間で完了できる形で進められるかを確認しておくと安心です。
⑦ 中小企業の事情(情シス不在)を理解しているか
最後に、初めての診断で最も重要ともいえるのがここです。
中小企業の場合、現場はこうなりがちです。
セキュリティ担当がいない
IT担当が他業務と兼任
社内に詳しい人がいない
何を準備すればいいか分からない
この状況で、説明が難しい会社を選んでしまうと、 やり取りだけで疲れてしまい、診断が進まなくなります。
だからこそ、良い診断会社は
初心者でも分かる言葉で説明してくれる
準備物や進め方を具体的に案内してくれる
やるべきことを最小限に整理してくれる
といった形で、中小企業の現実に合わせて進行してくれます。
初めての診断では特に「技術力が高いか」だけでなく、 “こちらが動けるようにしてくれるか”まで含めて選ぶことが大切です。
この章の要点
セキュリティ診断会社選びで失敗しないためには、 以下の7つを押さえるだけで判断がしやすくなります。
必要な診断範囲を提案してくれるか
ツール任せではなく人の目で確認してくれるか
対応の優先順位まで分かるレポートか
改善まで相談できるか
見積もりが明確か
スケジュールが現実的か
中小企業の事情を理解しているか
この7つを基準に比較すれば、 「結局どこに頼めばいいの?」という状態から抜け出しやすくなります。
4. よくある失敗例|「安さだけ」で選ぶと起こりがちなこと

セキュリティ診断を初めて検討するとき、多くの方が最初に気になるのは費用だと思います。
できれば予算を抑えたい
まずは安く試してみたい
高額な診断は社内で通らない
こう感じるのは自然なことですし、中小企業ならなおさらです。
ただし、セキュリティ診断は「安いから正解」「高いから安心」という単純な話ではありません。
特に、“安さだけ”を基準に選ぶと、診断後に困るケースが多いのが現実です。
ここでは、初めての診断で起こりがちな失敗例を3つ紹介します。同じ失敗を避けるためにも、事前に知っておくことが大切です。
レポートが難しくて社内で進まない
診断が終わったあとに受け取るレポートは、基本的に専門用語が多くなりがちです。 そして「安さ重視」で選んでしまうと、レポートが
専門用語だらけ
指摘が羅列されているだけ
何が重要なのか分からない
具体的にどう直すかが書かれていない
という状態になっていることがあります。
結果として社内ではこうなります。
読んでも理解できず、そのまま止まる
開発会社や外注先に渡しても、対応の判断ができない
経営層に説明できず、改善の予算が取れない
つまり、診断を受けたのに「次のアクション」が進まないのです。
セキュリティ診断は、受けた瞬間に安全になるわけではありません。
レポートをもとに改善して初めて意味があるので、ここで止まってしまうのは非常にもったいない状態です。
指摘が多すぎて結局放置してしまう
診断結果でよくあるのが、「指摘が多すぎてパニックになる」パターンです。
初めて診断を受ける企業ほど、多少なりとも改善点は見つかります。
ただし問題は、“量”ではなく“整理”です。
安さ重視の診断だと、ツールで検出した結果をそのまま並べてしまい、
重要な指摘と軽微な指摘が混ざっている
直すべき順番が分からない
どれが本当に危険なのか判断できない
という状態になりやすいです。
こうなると現場では、
「どれからやればいいのか分からない」 「全部直すのは無理」 「今は忙しいし、後で…」
となり、結果的に “放置” されてしまいます。
この失敗が起こる最大の原因は、診断結果が 「対応の優先順位」まで落とし込まれていないことです。
中小企業の場合、セキュリティ対応に割ける時間も人も限られています。 だからこそ、診断会社には
今すぐ対応すべきこと
後回しでも良いこと
工数がかかるもの/すぐ直せるもの
を整理して伝えてもらえるかが重要になります。
診断範囲が足りず“やり直し”になる
意外と多いのがこのパターンです。
「とりあえず安い診断を受けた」
↓
「一部は見えたけど、本当に不安な部分が診断されていなかった」
↓
「結局、別の診断を追加で依頼することになった」
つまり、結果的に 二重で費用と手間がかかるという状態です。
たとえば、よくある例としては
Web診断だけやったが、ネットワーク側が未確認だった
1ページだけ診断して、ログイン後の画面や管理画面が対象外だった
外注のサービス連携(APIなど)が診断範囲に含まれていなかった
などがあります。
もちろん、最初からすべてを完璧に診断する必要はありません。
ただし、初回の診断でも
どこまでが対象になるのか
どこが対象外になるのか
自社の不安が解消できる範囲になっているか
が曖昧なまま進めてしまうと「やったのに不安が残る」という結果になりやすいです。
診断範囲が適切かどうかは、専門知識がないと判断しづらい部分でもあります。
だからこそ、会社選びの段階で自社に必要な範囲を提案してくれるかが重要になります。
安さは悪ではない。問題は「安い理由が不明確」なこと
ここまで読むと、「安い診断はダメなの?」と思うかもしれませんが、そうではありません。
中小企業にとって、予算を抑えながら始められる診断は非常に重要です。
大切なのは、安さそのものではなく、
なぜその価格でできるのか
どこまで含まれているのか
診断後のサポートはあるのか
が明確で、結果が“次の改善”につながる設計になっているかです。
「まずは小さく始めて、必要に応じて広げる」 この考え方自体は正しく、初めての診断ではむしろ現実的です。
だからこそ、安さで選ぶならなおさら第3章で紹介した7つのチェックリストを基準に、「安くても失敗しない会社」を選ぶことが大切になります。
5. 初めての診断で、問い合わせ前に確認しておくとスムーズなこと

セキュリティ診断を初めて依頼する際に、よくある不安が
何を伝えればいいか分からない
どこまで準備が必要なのか不安
問い合わせたら、難しい質問をされそう
というものです。
結論から言うと、最初の問い合わせの段階で完璧に準備する必要はありません。
ただ、事前にいくつか整理しておくとやり取りがスムーズになり、
必要な診断が早く決まる
見積もりがブレにくくなる
社内調整がしやすくなる
というメリットがあります。
ここでは、最低限「これだけ分かれば十分」というポイントを3つに絞って紹介します。
診断したい対象(Webサイト/サーバー/社内ネットワーク)
まず最初に整理しておきたいのが、何を診断したいかです。
といっても難しく考える必要はなく、次のどれに当てはまるかをざっくり選べればOKです。
Webサイト(Web診断)
当てはまる例:
会社のホームページにフォームがある
会員登録やログイン機能がある
予約・申込・購入などがWeb上で行われる
管理画面(ログイン後)が存在する
この場合は、外部からアクセスできる入口が多いため、 Web診断を優先するケースが多いです。
サーバー/社内ネットワーク(ネットワーク診断)
当てはまる例:
社内でサーバーを運用している
VPNやリモートアクセスを使っている
外部公開している機器やサービスがある
クラウド環境(AWS等)を利用している
この場合は、ネットワーク側の設定や公開状況がリスクになるため、 ネットワーク診断が必要になることがあります。
よく分からない場合は「目的」だけでもOK
「Webもあるしネットワークもある…」という場合は、 対象を厳密に決めなくても問題ありません。
その代わりに、
取引先から言われたから最低限やりたい
リリース前に一度チェックしたい
まずは現状を把握したい
といった 目的だけでも整理できていれば十分です。
希望する時期と社内の対応担当
次に確認しておきたいのが、いつ頃実施したいかです。
初めての診断は「思い立ったときにすぐできる」とは限らず、 会社によってはスケジュール調整が必要なこともあります。
そのため、
今月中にやりたい
来月のリリース前に間に合わせたい
取引先対応の期限がある
今期中に一度やっておきたい
など、希望時期の目安があるだけで、相談が進めやすくなります。
また、診断の実施には社内の窓口が必要になります。 といっても、専門知識がある人である必要はありません。
たとえば中小企業では、以下のような方が担当になることが多いです。
総務・管理部(兼IT担当)
情シス担当(専任でなくてもOK)
開発担当/外注先との窓口
経営者(小規模の場合)
「誰が窓口になるか」が決まっていると、 診断会社とのやり取りがスムーズになり、進行も早くなります。
取引先から求められている要件があるか
最後に、意外と重要なのがここです。
セキュリティ診断を検討するきっかけが、取引先や顧客からの要請だった場合、 その内容によって 必要な診断の範囲や報告の形式 が変わることがあります。
よくある例としては、
「脆弱性診断を実施していること」が必要
「診断結果のレポート提出」が必要
「特定の範囲(ログイン画面含む等)」が必要
「年1回の実施」が条件になっている
などです。
もし取引先からメールや資料で要件が届いている場合は、 問い合わせの際にそのまま共有できるとスムーズです。
逆に、要件が曖昧なまま進めてしまうと、
必要な範囲が足りなかった
追加で診断が必要になった
取引先の求める形式と違った
という“やり直し”につながることもあります。
「何を求められているか分からない」という場合でも、 分かる範囲で「取引先に確認された」「要件がありそう」と伝えるだけでOKです。
問い合わせ前の準備は「完璧」より「最低限」でOK
初めての診断で大切なのは、準備を完璧にすることではなく、 相談しながら必要な範囲を決めていくことです。
そのため、問い合わせ前に整理しておくのは以下の3点だけで十分です。
診断したい対象(Web/ネットワークなど、ざっくりでOK)
希望時期と社内の窓口担当
取引先要件の有無(分かる範囲でOK)
これだけ分かっていれば、初回相談はスムーズに進みやすくなります。
6. 中小企業におすすめの始め方|まずは「スターターパック」で小さく始める

セキュリティ診断が初めての中小企業にとって、一番の壁は 「何をどこまでやればいいか分からない」ことです。
診断には種類があり、会社によって提案内容もバラバラ。
そのため、比較が難しく、気づけば検討が止まってしまうことも少なくありません。
だからこそ最初の一歩としておすすめなのが、必要な診断をまとめて、迷わず始められる“パッケージ”で小さく始めることです。
必要な診断をまとめて、迷わず進められる
初めてのセキュリティ診断では、完璧を目指すよりも
まず現状を把握する
優先順位をつけて改善する
必要に応じて次の対策を検討する
という進め方の方が、現実的で失敗しにくいです。
その点、スターターパックは 「初めての企業がつまずきやすいポイント」を最初から考慮して設計されているため、
何を選べばいいか迷いにくい
目的に合わせて選びやすい
必要以上に大掛かりになりにくい
というメリットがあります。
特に中小企業では、社内にセキュリティ専任がいないことも多く、 「まずは必要最低限から、無理なく始めたい」というニーズが強いです。
スターターパックのように、必要な要素がまとまっていると社内稟議や調整も進めやすくなるのが大きな利点です。
ライト/スタンダード/プレミアムの選び方
スターターパックには複数のプランがあり、自社の状況に合わせて選びやすくなっています。
ここでは、初めての方向けに「どう選べばいいか」を分かりやすく整理します。
ライト:まずはWebの入口をチェックしたい企業向け
こんな企業におすすめです。
会社のWebサイトにフォームがある
申込・予約・ログインなどWeb上の機能がある
まずは外部から狙われやすい部分を確認したい
小さく始めて、必要なら広げたい
初めての診断では「Webサイトが入口になる」ケースが多いため、 ライトプランは 最初の一歩として選ばれやすいプランです。
スタンダード:ネットワーク側の不安を確認したい企業向け
こんな企業におすすめです。
VPNやリモートアクセスを利用している
サーバーやネットワーク機器を運用している
外部公開している環境がある
インフラ側の穴が心配
ネットワーク側の設定は、普段意識しにくい一方で 侵入経路になりやすい部分でもあります。
「Webは外注だから大丈夫」と思っていても、 ネットワークの設定や公開状況が原因でリスクが生まれることもあるため、 インフラ不安がある場合はスタンダードが合いやすいです。
プレミアム:Webもネットワークもまとめて確認したい企業向け
こんな企業におすすめです。
Webサイトもネットワークも両方気になる
取引先からセキュリティ対応を強く求められている
一度で全体像を把握しておきたい
初回から抜け漏れを減らしたい
プレミアムは、初回から広く確認できる分、 「後から追加でやり直しになりたくない」という企業に向いています。
自社に合うプランが分からない場合はどうすればいい?
ここまで読んでも、
Webもあるしネットワークもある
取引先要件が曖昧
どこが重要なのか判断できない
という方も多いと思います。
結論としては、分からない状態で無理に決めなくて大丈夫です。
セキュリティ診断は、診断の種類や範囲を間違えると「不安が解消されない」「やり直しになる」など、もったいない結果になりがちです。
だからこそ初回は、以下のような情報が分かるだけでも十分です。
何を守りたいか(顧客情報/社内データ/取引先情報など)
どんな不安があるか(Web/ネットワーク/メールなど)
いつ頃までに実施したいか
取引先から要件があるか
この状態で相談すれば、診断会社側で 必要な範囲を整理し、無理のないプランを提案できます。
はじめての診断は「選ぶこと」よりも、 “必要な診断を間違えないこと”の方が重要です。
社内にセキュリティ担当がいなくても大丈夫です。
「何をどこまで診断すべきか」から整理して、最適なプランをご提案します。
まずは無料でご相談ください。
7. 診断スターターパックの流れ

セキュリティ診断を初めて依頼する時、「どんな流れで進むのか分からない…」という不安を感じる方は少なくありません。
そこで本章では、弊社の中小企業向けセキュリティ診断スターターパックを例に挙げて、 お問い合わせから結果報告までの標準的な進め方をシンプルな4ステップで紹介します。
事前に流れを把握しておくことで、問い合わせ時に何を伝えればよいかが整理でき、 初めてでも安心して進めやすくなります。
STEP1:無料相談(ヒアリング)
はじめのステップは 「無料相談」 です。 Webフォームを通じて、まずは以下のような点をお伝えください。
自社が抱えているセキュリティに関する不安
診断したい対象(Webサイト・ネットワークなど)
希望時期や社内の担当者
公式サイトでは、「まず何を確認すればいいのか分からない」 といった相談にも対応しており、 必要な診断の範囲や最適なプランの提案から始めてもらえます。
この段階では専門知識は不要で、担当者が丁寧にヒアリングしてくれるため、「どう話せばいいか分からない…」という場合でも安心です。
STEP2:対象・範囲の決定
ヒアリング後は、診断対象と範囲を決定します。
ここでは、
Webサイト(URL)の有無
外部公開しているサーバー/IPの有無
フィッシングメール訓練の実施の有無
など、実際に確認したい領域を整理します。
たとえば、
Webの入口周りだけ診たい
ネットワークまで含めてリスクを見たい
Webもネットワークもまとめてチェックしたい
というように、目的別に最適な ライト/スタンダード/プレミアム の各プランが提案されます。
この段階で対象や診断条件が明確になることで、見積もりやスケジュールのズレを防ぎ、追加費用の心配も少なく進められるようになります。
STEP3:診断の実施
対象と範囲が決まったら、実際に診断がスタートします。
診断は全てリモート完結で行えるため、国内のどこからでも実施可能です。
診断内容はプランによって異なりますが、共通する特徴として次の点があります。
ツール診断 + ホワイトハッカーの手動精査 による高信頼の診断
Web・ネットワーク・人的リスク(水準によっては標的型攻撃対応診断「模擬メール」)をチェック
準備負担を最小限にした手順
特に、ツールだけで終わるのではなく、ホワイトハッカーが診断結果を精査して「本当に対応すべき脆弱性」を抽出してくれるのが特徴です。
リモートでのヒアリング・データ共有・診断実施により、社内の負担を軽くしながら、精度の高い診断結果が得られます。
STEP4:結果報告と改善の進め方の案内
診断が完了すると、診断結果の報告と合わせて 改善に向けた具体的な進め方が丁寧に提示されます。
ここで受け取る内容には、
発見された脆弱性の一覧
重要度・優先順位の説明
どこから直せば安全性が高まるかのアドバイス
などが含まれており、 診断後のアクションが明確になるように整理されています。
単なるレポート提出に終わらず、 「どこから改善すべきか」「どう進めればいいか」までサポートがあるため、 初めての診断でも次のステップに迷いません。
診断が終わった後でも安心なポイント
診断後の相談も受けられる支援体制
固定IPアドレスがなくても対応可能(動的IP環境でもOK)
全国どこでもオンラインで完結可能
といった特徴もあり、地方の中小企業でも安心して依頼できます。
STEPごとの流れまとめ
ステップ | 内容 |
STEP1 | 無料相談(ヒアリング) |
STEP2 | 診断対象・範囲の決定 |
STEP3 | 診断の実施 |
STEP4 | 結果報告と改善案内 |
この流れは明確でシンプルなので、 初めての企業でも安心して進められる設計になっています。
診断スターターパックは、中小企業が最初の一歩を迷わず踏み出せるように設計されたサービスです。 まずは無料相談から始めて、自社に最適な範囲・スケジュール感を一緒に整理していきましょう。
8. よくある質問(初めての方向け)

セキュリティ診断が初めての場合、 「気になるけど、分からないことが多くて問い合わせしづらい…」 と感じる方も多いと思います。
ここでは、初めての方から特によくいただく質問をまとめました。
費用はどれくらいかかりますか?
診断内容や範囲によって費用は変わりますが、 弊社の中小企業向けセキュリティ診断スターターパックでは、目的に合わせて選べるプランをご用意しています。
たとえば、以下のようなイメージです。
ライトプラン:Webアプリケーション診断(1URLまで)+フィッシングメール対応テスト
スタンダードプラン:ネットワーク診断(グローバルIP 2つまで)+フィッシングメール対応テスト
プレミアムプラン:Webアプリ+ネットワーク+フィッシングメール対応テスト
「まずはどの範囲が必要か分からない」という場合も、 無料相談で状況を伺ったうえで、無理のない範囲をご提案できます。
どれくらいの期間で終わりますか?
診断の期間は、対象範囲や環境によって変わります。 ただ、スターターパックは中小企業でも導入しやすいように設計しているため、 短期間で実施しやすいのが特徴です。
また、実施前に
いつまでに診断を終えたいか
取引先への提出期限があるか
社内の対応可能なタイミング
などを確認し、スケジュールをすり合わせて進めます。
「今月中にやりたい」「来月のリリース前に間に合わせたい」など、 希望がある場合は遠慮なくお伝えください。
社内に詳しい人がいなくても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。
中小企業では
セキュリティ担当がいない
IT担当が兼任になっている
専門用語が多くて判断が難しい
といった状況が珍しくありません。
弊社では、初めての方でも進めやすいように 診断範囲の整理から丁寧にサポートしています。
「何をどこまで診断すべきか分からない」 という段階からでも問題ありませんので、安心してご相談ください。
固定IPがなくても依頼できますか?
はい、固定IPがなくても対応可能です。
「固定IPがないから診断できないのでは…」と心配される方もいますが、 スターターパックは固定IPがない企業でも対応できるように設計しています。
また、診断はリモートで完結できるため、全国どこからでもご依頼いただけます。
はじめてのセキュリティ診断は、分からないことがあって当然です。
「どの診断が必要か」「どこまでやるべきか」から一緒に整理できますので、まずは無料相談からお気軽にご相談ください。
9. まとめ|迷ったら「まずは現状を知る」ことから始めよう

セキュリティ診断がはじめての場合、 「何をどこまでやればいいのか分からない」 「どの会社に頼めば失敗しないのか判断できない」 と迷ってしまうのは当然です。
ただ、セキュリティ対策は“完璧に準備してから始めるもの”ではありません。 むしろ大切なのは、まず一度診断を通して 自社の現状を知り、優先順位をつけて対策を進めることです。
その第一歩でつまずかないために、会社選びは慎重に行いましょう。
失敗しない会社選びの結論
はじめてのセキュリティ診断会社選びで失敗しないために、確認すべきポイントはこの7つです。
自社に必要な診断範囲を提案してくれるか
ツール任せではなく人の目で確認してくれるか
診断結果が“対応すべき順番”まで分かるか
改善方法まで相談できるか(診断だけで終わらないか)
見積もりが明確で、追加費用が発生しにくいか
スケジュールが現実的で、短期間でも対応できるか
中小企業の事情(情シス不在)を理解しているか
この7つを基準に比較すれば、 「安いから」「有名だから」といった曖昧な理由ではなく、 自社に合った診断会社を選びやすくなります。
はじめてのセキュリティ診断は、分からないことがあって当然です。
「どの診断が必要か」「どこまでやるべきか」から一緒に整理できますので、まずは無料相談からお気軽にご相談ください。





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