天気予報メディア「tenki.jp」にDDoS攻撃、アクセス障害が発生
- シースリーレーヴ編集者
- 1月14日
- 読了時間: 4分
日本気象協会は2025年1月9日、公式天気予報メディア「tenki.jp」(WEB版)が外部からのDDoS攻撃を受け、アクセス障害が発生したと発表しました。現在も復旧作業を進めており、被害の詳細や再発防止策について調査中です。
事案の詳細
日本気象協会によると、2025年1月9日午前7時ごろ、「tenki.jp」に大量のリクエストが送り込まれ、サーバーが正常に動作しなくなる「DDoS攻撃」が確認されました。この影響で、同サービスにアクセスしづらい状態が続いています。
公式発表によれば、以下の状況が確認されています:
発生日時:2025年1月9日 午前7時1分ごろ
対象サービス:天気予報メディア「tenki.jp」(WEB版)
原因:DDoS攻撃によるネットワーク負荷
復旧作業は進められていますが、現時点で完全な復旧の時期は明らかになっていません。
DDoS攻撃とは?
DDoS攻撃(Distributed Denial of Service attack、分散型サービス妨害攻撃)は、複数のコンピュータやネットワークを利用して特定のサーバやネットワークに大量のリクエストを送りつけ、サービスを停止させるサイバー攻撃の一種です。攻撃対象は主にWebサイトやシステム、ネットワーク機器で、正常な利用者がサービスを利用できなくなる状況を引き起こします。
DDoS攻撃の仕組み
攻撃者は以下のような手段でDDoS攻撃を行います:
ボットネットの利用攻撃者はウイルスやマルウェアを使って他人のコンピュータやデバイスを乗っ取り、ボットネットと呼ばれる大量の攻撃用デバイスを構築します。これらのデバイスから一斉に攻撃を仕掛けます。
大量のトラフィックを生成ターゲットとなるサーバやネットワークに過剰なトラフィックを送り、処理能力を超える負荷をかけます。その結果、システムが応答不能になり、サービスが停止します。
目標とするサービスへの集中攻撃特定の機能やポートを狙うことで、攻撃対象のシステムに深刻な影響を与えます。
DDoS攻撃の影響
DDoS攻撃による影響は多岐にわたります:
サービス停止:Webサイトやアプリケーションがダウンし、ユーザーが利用できなくなる。
経済的損失:サービス停止により、収益や顧客信頼を失う可能性がある。
ブランドイメージの低下:顧客や取引先からの信頼を損ねる。
今回のJALの事案では、手荷物管理システムや航空券販売システムが影響を受け、便の遅延や欠航が発生しました。
まとめ
近日、DDoS攻撃は世界中で多発しており、日本国内でも複数の事案が確認されています。これらの攻撃は特定の企業やサービスだけの問題ではなく、誰もが影響を受ける可能性があります。今後、さらに巧妙で規模の大きな攻撃が発生する恐れもあるため、危機意識を高め、早めに対策を講じることが重要です。
「自分たちは大丈夫」と油断することなく、企業や組織はセキュリティ体制を強化し、利用者は信頼できる情報源を複数確保するなど、サイバーリスクへの備えを万全にする必要があります。サイバー攻撃がいつ、どこで起こるかわからない現代だからこそ、今一度、身近なサービスの安全性を見直すきっかけにしましょう。
本記事は、以下の参考記事を基に作成されています。
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