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NTTコミュニケーションズ、量子コンピュータでも解読が困難な次世代暗号技術を開発

suzumura

2025年1月15日、NTTコミュニケーションズは、量子コンピュータが解読できない新しい暗号技術を開発したと発表しました。この技術は、量子コンピュータの性能が向上しつつある中で、情報漏えいを防ぐ次世代のセキュリティ対策として注目されています。


技術の概要:量子コンピュータに対抗する「耐量子計算機暗号」

NTTコミュニケーションズが開発した暗号技術は、量子コンピュータが苦手とする計算問題を基にした暗号アルゴリズム「耐量子計算機暗号」を複数組み合わせています。この技術の特徴は以下の通りです:


  • 安全性の向上暗号を解くための鍵にも特別なセキュリティ対策を施し、外部からの解読を防止。

  • 汎用性スマートフォンやタブレット端末などで追加設定なしで利用可能。

  • 実証実験の成功Web会議システムでの実験において、安全な通信が可能であることを確認。


この暗号技術は、金融サービス、防衛、医療など、高いセキュリティを求められる分野での導入が期待されています。


量子コンピュータの脅威と新技術の重要性

量子コンピュータは、従来のスーパーコンピュータでは膨大な時間がかかる計算を短時間で処理する能力を持ち、2030年ごろの実用化が予想されています。例えば、米Googleは既存のスーパーコンピュータで10の25乗年かかる計算を5分で完了する技術を発表しました。

しかし、その性能向上に伴い、現在の暗号技術が無力化されるリスクが高まっています。このため、次世代暗号技術の開発は国際的な課題となっており、各国で取り組みが進んでいます。


国内外の取り組み

  • 日本:内閣府の「量子技術イノベーションセンター戦略」では、次世代暗号技術を中核に位置付け、金融庁も関連する検討会を実施しています。


  • 海外:米国では、国立標準技術研究所(NIST)が暗号技術の標準化を進めており、他国でも競争が激化しています。



まとめ:次世代暗号技術がもたらす未来

今回のNTTコミュニケーションズによる技術開発は、量子コンピュータの進化に伴うセキュリティリスクに対処する一歩です。金融や防衛、医療といった分野での導入が期待されるこの技術は、未来の情報社会におけるセキュリティ基盤となる可能性を秘めています。

量子コンピュータの脅威が現実化する前に、企業や国がどのように対策を講じるかが問われる中で、NTTの取り組みはそのモデルケースとして注目されるでしょう。


本記事は、以下の参考記事を基に作成されています。

詳細な情報は公式記事をご覧ください。


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